2016年05月15日

緑色LEDと標準比視感度

 弊社では異なる波長で光るLEDを並べて自由に色を作り出す製品を作っています。
そこでなかなか難しいのが各波長のLED光の強さを揃えることです。
同じ電流を流しても、波長により発光強度は大きく違います。
波長が500nm以下の青系と600nm以上の赤系のLEDは、1個でも十分な発光量です。
ところが青と赤の中間の緑色、特に550nmから560nmの波長帯では、明るく
光るLEDがありません。社内にある波長555nmのLEDなど、青系のLEDの数百分の一の
光量です。つまり青系LED1個と同じ光量を得ようとすると、555nmのLEDは数百個用意
しなければなりません。

 この辺りの理由は、LEDの材料にあるようです。結晶成長時にインジウムを添加して
緑色の波長にしているようだが、インジウムの組成比の制御が難しいらしい。

 ところで波長555nmというと、ヒトの眼の比視感度が一番いいところです。
錐体細胞の明るさに対する感度が最もいいのです。だから緑色のLEDの発光効率が
良くなくてもいいということにはなりませんが。

posted by ColorPyxis at 16:20| Comment(0) | 日記
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